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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院における「怒り」の感情の扱い方  [2018年10月31日]
歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
 
 
今回は「歯科医院における怒りの感情」について
 
「○○歯科医院のスタッフが集団で辞めたらしい」
 
そんな話を聞くことがあります。
 
スタッフは色々な理由で退職しますので、院長に問題があるとは限りませんが、問題は院長やスタッフの中に蓄積された「マイナス感情」です。
 
これが蓄積すると「怒り」の感情として爆発するのです。
 
怒りの感情は自然なものであり、無くすことはできません。日本人は感情を抑圧する傾向がありますので「腹が立たない人」も気をつける必要があります。
 
「怒りの感情の爆発」は院長⇒スタッフ、チーフ⇒スタッフ、スタッフ⇔スタッフ、で発生します。
問題なのは「怒りの感情の爆発」で院内の人間関係が壊れてしまうことです。
「怒りの感情」には問題がないのですが、「怒りの感情の扱い方」に問題があるのです。
 
 
その「怒りの感情の扱い方」について学べるのが「アンガーマネジメント(日本アンガーマネジメント協会 https://www.angermanagement.co.jp/)」です。
中にはアンガーマネジメントを「怒りの感情を我慢すること」と勘違いしている人もいますが、我慢すると感情が増幅します。協会の講座では「我慢ではなく怒りをやり過ごすテクニック」を紹介しています。
 
興味があれば私が講師をしている「アンガーマネジメント研修」にお申込みください。歯科医院の事例を取り入れた講座を準備しています(院長とスタッフ対象)。
 
 
 
 
 
 
信頼関係があって「叱る」がある
 
また、勘違いしている院長が多いのが「叱る」の意味です。
 
院長が「スタッフをコントロール」しようとする時に使うのが「叱る」です。
 
「怒り」は自分の感情の爆発で、「叱る」は相手の事を思ってすること
 
そう信じていませんか?
 
それは「叱る側」の論理であり、感情は相手が受取り、その意味を相手が判断するという事を忘れてはなりません。
 
また、「あなたの事を思って叱っているんだ」という90%は、実は「怒りの感情」なのです。
 
ひとつ、院長のマイナス感情が溜まり危険水域に入ったことを示すサインをお伝えします。
 
それは「スタッフの行動が気になり、スタッフの行動にイライラしだした時」
 
売上が下がった時に不安になり、その原因をスタッフの行動に転嫁してイライラすることが多いと感じています。そして「怒りの感情」を使ってスタッフをコントロールするのです。
 
そうなるとスタッフのモチベーションが下がり、最悪、退職につながってしまうのです。
 
 
 
 
院長とスタッフの信頼関係があって初めて「叱る」が成立するのです。
 
 
その事を理解した上で、「今は心に届いていなくても、スタッフが成長していく過程で今日の言葉の意味に気づいて欲しい」と考えた「叱る」には意味があると感じています。
 
また、院長は
・叱ったあとにフォローしたり
・叱るべき場面で叱らなかったり
をします。
 
女性スタッフは「自分が悪いとわかっていて」問題行動をする場合があります。その時はスタッフの自尊感情が下がっているときであり、自分に注目して院長に叱って欲しいのです(子どもも同様の行動をします)。
 
その時に叱らないと「私は必要とされていないんだ」と受取ってしまうのです。
 
 
 
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