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◆歯科医院経営ブログ

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事業者と対等につき合えない院長は上手くいかない  [2018年10月29日]
歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
 
 
今回は「どんな事業者と付き合うべきか」というお話です。
 
私が開業医団体で勤務していた頃(30年間)に、歯科医院に関わる多くの事業者とお会いしました。開業医団体ということもあり、驚くほどの事業者から取引がしたいと連絡があったのです。
 
 
開業医団体のチラシで案内すると事業者に「お墨付き」を与えることになるので、事業者を選ぶプレッシャーは凄かったです。
 
 
事業者の商品を価格表で案内し、事業者に医院に行ってもらって時々聞いたのが
①院長からの過度な値引き要求
②無償でおこなう作業の要求
です。中には、驚く様な方法で値引きさせたという事を後で聞くこともありました。
 
 
さて、これらの要求をした院長はその後どうなったのでしょうか。
多くの場合は患者が増えることもなく、そのまま診療を続けられていました。
 
また、こういう院長の医院ではスタッフが長続きしないと感じていました。
事業者に偉そうに言う院長をスタッフは嫌うからです。
 
 
 
私は、購入する事業者、商品によっては「適正な値引き」をお願いすることは必要だと考えています。
 
ただ、
”長くつき合える事業者が少ない院長は上手くいかない”
 
とも考えています。
要は「適正価格」なのかの判断なのです。
 
上手くいく院長は事業者と対等で、相手の利益のことも考えることが出来ます。
 
 
 
歯科医院経営を支えてくれる事業者とつき合う
 
歯科医院を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。そういった時に、様々な役立つ情報を持ってきてくれるのが長年つき合える事業者なのです。
 
 
長くつき合える事業者は
・通販などよりは少し価格が高い(品質などにコストをかけているから)
・商品のマイナス情報も提供してくれる
・他の医院での活用法を教えてくれる
・商品の売込みをせず、院長の悩みを先に聞く
・医院に必要のない商品は「必要ありません」と言える
 
という特徴があります。
 
 
 
事業者が”院長に役立つ情報”を仕入れた時、真っ先にどの院長の顔が浮かび、早く伝えてあげたいと思うでしょうか?
 
先生が困っていた時、全力で情報を仕入れて助けてくれる事業者は何件あるでしょうか?
 
そういう事業者を増やすのか、それとも徹底的に価格競争をさせるのか?
 
 
院長が選択した通りの未来が待っています。
 
 
 
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