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◆歯科医院経営ブログ

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けっこう奥が深い歯科医院の売上の話 その2 患者数?それとも平均治療単価?  [2023年06月10日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
例えば、保険治療だけで売上を最大化するにはどういう方法があるでしょうか?
 
 
代表的な方法は、アポ枠を並列にして治療の枠数を増やしながら空き枠を無くしていく。
待ち時間が発生しても一日に診る患者数を増やし歯科衛生士も関わって予約枠を回していく事でしょうか?
 
 
確かに治療枠を増やして診れる患者数を増やせば売上は上がると思います。
でも、そのスタイルの診療を院長は何歳まで続けられるのでしょうか?
 
 
 
コロナ渦によってマスクをする機会が増えたからか、長年下がり続けていた「歯冠修復及び欠損補綴」の平均点数が上がりました。
そのことによって歯科医院の収支差額も増えています。
 
 
しかし、国民がマスクをする割合が減ってくると平均治療単価はまた下がる気がするのです。
 
 
 
 
院長が高速診療で死ぬ気で働いたとしても一日に診れる患者には限界があります。
しかし、同じ診療をしていても人件費や光熱費、広告費、法定福利費、税金などのコストはこれから増えていきます。
 
そして治療の枠数が増えれば平均治療単価は下がる傾向にあるのです。
 
 
 
だから、院長は保険治療以外の方法も含めた経営対策を考えていく必要がある。
 
その代表的なものは「自費治療」と「歯周基本治療→定期管理」です。
 
 
「保険治療」「自費治療」「歯科衛生士の基本治療からSPT」では負担する変動費が違います。
自費治療は変動費も高いですが利益額が大きい、そしてSPTによる管理は変動比率が低くLTVも高いのです。
 
 
 
 
そして現在あるユニットをドクターと歯科衛生士でどの様に割り当てるのかによっても売上が変わるのです。
 
「保険治療」「自費治療」「歯科衛生士の基本治療からSPT」をどんな割合にし、平均治療単価をどうやって上げていくのかがこれからの歯科医院経営では重要です。
 
 
 
 
最初は治療の患者数を多めに受入れなければ歯周基本治療から定期管理に移行する患者も増えません。
そして歯科衛生士枠に移行してからの生産性も重要になる。
歯科衛生士ユニット1台の収益の高さと安定性、そして離脱患者の防止が重要ですので、ユニットの活用方法についても考えてみてくださいね。
 
 
 
大きな歯科医院では歯科衛生士枠に入る患者をどれだけ増やし、そこから新たな患者ニーズを掘り起こすこともこれからの時代には重要ですので、ニーズ喚起の方法と新たなコンテンツの準備について考えてみてください。
小規模零細規模で耐え抜くと決められた院長は歯科衛生士の採用が更に厳しくなっていきますので戦略を間違えないでくださいね。
 
 
 
 
バリバリと保険治療の患者を診る時期も必要ですが、院長の年齢と共に治療枠を段階的に減らしてその分は単価を上げる方が臨床におけるドクターの満足度は高いと考えています。
 
なので、この先どの様な診療スタイルでいくのかも考えてみてくださいね。
 
 
 
 
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