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◆歯科医院経営ブログ

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スタッフが所有する”権限”は院長を超えられるのか?  [2020年12月15日]
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科の院長が苦手とする組織化と権限委譲。
 
その中で院長が一番やってしまうのが二重権限です。
 
 
 
 
チーフに権限を委譲したことに関してミーティングで駄目出しする。
 
チーフがミーティングでスタッフに話した後に、院長がチーフの話を修正しながら同様の話をしてしまう。
 
チーフを飛び越えて院長がスタッフに直接指示を出す。
 
 
 
 
権限委譲が「教えながら任せる」ではなく「任せ切った」段階にあるにも関わらず院長が口を出すのです。
 
なぜそんな事が起こるのか?
 
 
それは自分は医院のオーナーでスタッフは院長に従うべきだという驕りがあるからです。
 
 
 
「権限=責任」ということはご存じですよね。
 
スタッフは責任を果たす為に悩みながらも方向性を示すのです。当然、結果に対する責任も感じている。
 
人は役割を任せられて結果に責任を取る経験をすることによって成長します。
 
従って、その「課題」はスタッフのものです。
 
 
 
スタッフが結果に対する責任を果たせるように見守り、アドバイスを求められれば必要な支援をするのが正解で、任せたはずの権限に口を出すのは言語道断なのです。
 
 
 
そんなことをやっているから「院長がいつまでも忙しく経営のリスクが高い歯科医院」が出来上がる。
 
 
 
 
「スタッフの仕事の質が院長が求める完成度の70%程度で不満」ですって?
 
当たり前です。
 
 
院長とスタッフの年齢差を考えてみてください。
 
逆にスタッフが院長と同等の質の仕事を出来るのであれば、院長のレベルが低いのです。
 
また、100%のやり方をスタッフに教えましたか?
 
手本を見せずに評価するのはズルくないですか。
 
 
 
 
権限はスタッフにあり、課題はスタッフのもので、最終的な結果責任は院長が取る。
 
権限を委譲したのならば院長はスタッフの決定には従うべきなのです。
 
 
 
そしてスタッフに
 
「失敗をしても修正をすれば良いからどんどん提案して」
 
「失敗しても私が何とかするから心配しないで」
 
と言ってあげる。
 
失敗することよりもチャレンジしないことを恐れるべきなのです。
 
 
 
組織化するということは院長が様々な権限を手放し、院長にしか出来ないことに集中するということ。
 
思い切って院長のコントロール力を段階的に手放していきませんか?
 
 
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