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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長がスタッフの快適環境を作ると失敗するって?  [2023年07月18日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院も「採用戦国時代」に突入しましたが、その恐ろしさに気づいて動けている院長はまだまだ少ないと感じます。
 
 
それでもスタッフの労働環境の改善に取り組まれる院長は増えていてそのこと自体は素晴らしいことだと思うのです。
しかし、スタッフの長期雇用を実現し働きやすい環境を作ることは必要であっても「快適環境を作ってはいけない」と思うのです。
 
 
 
 
「快適環境=成長負荷がかからない環境」だと私は考えています。
人が成長するには成長負荷を受入れ乗り越えていく必要がある。だからスタッフが成長負荷を感じない環境を作っても誰の為にもならないのです。
 
 
院長がただただスタッフが退職しない様にしたいのならばスタッフに優しく接すれば良いのですが、それでは医療機関としての使命は果たせない。
 
そして「条件に動機づけられて働くスタッフは条件の悪化によって退職する」ことを忘れてはなりません。
 
 
 
 
 
スタッフ(特に歯科衛生士)を採用したい院長は多い。
 
 
しかし
・院長と医院の器に見合う人しか採用することは出来ない
・スタッフが成長して医院の器に入りきれなくなると旅立っていく
・スタッフが成長しなければ経営力も高くはならない
・経営の体力をつけなければスタッフの賃金を上げていく事はできない
 
 
ことを考えれば、院長は快適環境ではなくスタッフの「成長環境」を構築しなければならないのです。
 
 
 
 
 
2023年の春闘は30年ぶりの高い賃上げ水準になりました。
しかし、一方で賃上げ出来ない企業も多くあり、これからゼロゼロ融資の返済や賃上げが経営に重くのしかかっていきます。
 
 
賃金を上げながら従業員の能力を高め働き甲斐も生み出せる企業と、賃金を上げられない企業や無理して賃金を上げて経営が苦しくなる企業。
売り手市場(若い人のみ)の状況で若い人たちがどの企業を選ぶのかは明らかです。
 
 
 
歯科医療機関も徐々にこの環境変化の影響を受ける様になる。
さて、先生はどの方向に舵を切られますか?
 
 
 
 
 
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