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歯科医院経営に不可欠な「スタッフの成長環境」  [2018年12月02日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「スタッフの成長環境」です。
 
 
 
2018年、今年も歯科医院の診療スタッフとして多くの人が採用され、歯科医療従事者としての一歩目を歩みだしたでしょう。
 
歯科衛生士試験は3月4日に実施され、7,374人の受験者の96.1%にあたる7,087人が合格しました。さて、そのうち何人が歯科医院に就職して、何人が今も働き続けているのでしょうか?
 
毎年、早ければゴールデンウィーク前に一部の新卒の衛生士が退職し、他の歯科医院の面接を受けたり衛生士として働くのを止めてしまうそうです。
 
 
 
衛生士だけではなく、新人の診療スタッフや受付、勤務ドクターや技工士はどうでしょうか?
 
 
 
希望と不安を抱え働きだした時、新人スタッフには試練が待ち構えています。
募集文書に書かれていた「手取り足取り教えます」が現実には存在しないことを知るのです。
 
 
スタッフの多い中大型歯科医院では新人教育カリキュラムやマニュアルが整備されていることが多く、指導担当は日常業務を免除または軽減されていますので新人スタッフの状況を見ながらサポートすることが出来ます。
 
それでも新人が実際の診療を見ると、学校で身につけた知識や技術では太刀打ちできない高い壁に圧倒され、”学習性無力感”を感じることになります。だから技術面だけではなく心理面のサポートが必要なのです。
 
 
一方、小規模歯科医院では教育担当のスタッフも日常業務をこなしながらである場合が多く、新人スタッフを細かくケアできない場合が多いのです。
 
教える側のスタッフも中途半端な教育しかしてもらえず苦労してきた。
教え方の教育を受けていないしマニュアルもないので、自分が教えられた通りに教えるしかないのです。
退職者の補充の場合にはなおさらです。
 
 
 
 
これから5年の人事戦略を考えた場合、採用は最優先課題です。
 
そして、人を集める為に雇用条件をどうするのかも重要なのですが、それと同じ位大切なのが「人が育つ仕組み」を構築できるかなのです。
 
また、技術職である「歯科医師」「歯科衛生士」「技工士」で優秀な人財を確保したいならば、”どんな臨床経験が積めるのか”も職場を選ぶ上で重要になります。
 
ここが構築できないと良い人財は集まってきません。
志の高い技術者は臨床レベルが高い医院に集まるのです。
 
 
 
スタッフが退職する理由の上位にある「院長のパワハラ」などは問題外なのです。
 
 
スタッフが成長できる環境を院内に構築する。
とても手間がかかりますが、それが医院文化として受け継がれていきます。
 
 
大切に扱われて育ったスタッフは後輩や患者を大切に扱います。
 
 
そしてその逆も言えるのです。
 
 
明日も患者を幸せにしてあげてくださいね。
 
 
 
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