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◆歯科医院経営ブログ

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人は焦点化しないと何も覚えていない  [2018年10月30日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
今回は「焦点化」について
 
人は一日で様々な景色を見て、様々な音を聞き、様々な感覚を受け取ります。
最近は情報量が爆発的に増え、決済などのスピードが高速化しているので、人の脳はかなり酷使されていると言われています。
 
 
 
 
さて、先生は昨日朝起きてから「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をどれ位覚えているでしょうか?
 
人の脳には「自分にとって重要だと思える記憶だけ残す」という機能があります。即ち、「自分にとって重要でない記憶は脳によって消去されてしまう」のです。
 
 
 
 
例えば歯科医院の前を通る人でも、口腔内にまったく問題がないと感じている人には医院の看板は見えていません(消去されます)。
 
「車を買い替えたい」「車が好き」という人は焦点化(選択的知覚)されますので、街を走る車の情報が入ってきますし、記憶に残ります。
 
女性でも結婚を意識した途端、ダイエットや美容、ウエディング情報がどんどん入る様になるのです。
 
 
例えば「小学校の校長の話が長く、何回も同じ話を繰り返していた」という記憶はあっても、その内容までは覚えていません。
 
 
 
 
一方、歯科医院での研修やミーティングでの院長の話。
 
院長は重要なことを話しているのですが焦点化されていないスタッフの記憶には残りません。一方、聞いていない様に見えて「要点はしっかり記憶している」という人もいます。
 
スタッフ自身が重要だと感じなければ焦点化されないので、院長が一方的に話し、聞き流していても大丈夫だというミーティングをしてはいけません。
「これは重要なのでちゃんと覚えて」と言っても無駄なのです。
 
 
「重要だといったのに、どうして実行できないの?」
と院長やチーフがイライラしても仕方がありません。
 
医院の「焦点化→記憶→行動トレーニング→習慣化」の仕組みに問題があるからです。
 
 
 
 
医院には
・一度言えばすぐに実行できるスタッフ
・習慣化に工夫が必要で時間がかかるスタッフ
がいます。
 
そして誰が優秀で誰が劣るとかではなくそれが個性なのです。
 
 
 
習慣化が苦手なスタッフや興味のないスタッフに何を焦点化させるのか?
スタッフ教育に焦点化の技法をどうやって組込むのか?
継続した行動にどうやって結びつけるのか?
 
 
 
一度、お考えください。
 
 
 
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