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前歯CAD/CAM冠は歯科医院に福音をもたらすか?  [2020年08月21日]
 
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
前歯のCAD/CAM冠の9月からの保険適用が中医協に出されました。
 
では、これを歯科医院としてどう扱えば良いのでしょうか?
 
 
 
 
 
患者は保険を使ってCAD/CAM冠の治療を受けられるようになる(患者側メリット?)。
 
単純に硬質レジン前装冠がCAD/CAMに変われば金パラの量を減らすことができる(医院側メリット?)。
 
 
 
 
しかし、患者によって医院によってはメリットであるとは言えないのです。
 
 
 
 
患者視点で言えば症例によってはCAD/CAM冠が患者にとっての最善な治療とは限らないこと。
 
その事を医院側がきちんと説明できるかという問題があります。
 
 
補綴物比較表を患者に見せながらTCが説明し、「メリット・デメリット」と「価格」を見ながら患者が補綴物を選ぶという仕組みでは、患者が自分にとっての最善な治療法を選べない可能性が高まるのです。
 
 
 
 
 
医院経営の視点で見れば前歯CAD/CAMは諸刃の刃になるということです。
 
経営の仕組みは単に「売上-経費=利益」ではないということ。
 
 
前歯CAD/CAM冠が入れば金属使用量を減らすことができて経営が改善するという考え方は甘い。
 
 
 
 
前歯CAD/CAM冠によって大きく収益性を向上させられるのは一部の歯科医院である可能性の方が高く、自費治療を選ぶ患者を減らす医院も出てくることが予想されます。
 
そしてCAD/CAM冠によって信用を落とす医院も出てくるのです。
 
 
 
 
 
医院が大切にしている「柱」をもう一度見つめ直し、前歯CAD/CAM冠をどう扱うのかを決められることをお勧め致します。
 
でないと、これから拡大していくデジタル化の波に呑まれてしまい、埋没するのです。
 
ちなみに医院規模によって戦略は変わってきます。
 
 
 
 
院長は、前歯CAD/CAM冠が保険適用されれば「金属使用量が減って経営が改善する」という偏った視点から脱却して、歯科医療の視点を加えて補綴コンサルを再構築する必要がある。
 
 
その為にはまず院長が「治療の根拠」を見つけなければならない。
 
 
 
 
本質からブレてはいけない。
 
 
そう思うのです。
 
 
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テーマ:経営環境の変化
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