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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営で失敗しない為の3つのヒント その2 モノ  [2023年11月29日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院経営で失敗しない為の2つ目のヒント、それは「モノ」の扱いです。
歯科医院を開業する時には当たり前ですが医院と設備、材料、スタッフなど「ヒト」「モノ」「情報」に投資をすることが必要です。
 
 
 
しかし、「モノ」で言えば
 
テナントにするか一戸建てにするか?
テナントなら家賃を坪〇万円の場所にするのか?
駅前か住宅地か?
駐車場は何台必要か?
ユニットは何台で始めるのか?
将来の拡張性は担保するのか?
医院の家具などは坪いくらで考えるのか?
スタート時点で揃える診断機器や設備にはいくらかかるのか?
 
でどういう選択をするのかで固定費額が決まり、採算が合う収益モデルが決まってくるのです。
 
 
 
当然、家賃の坪単価が高く人件費も高く建設費も高い場所は経営力がある院長しか生き残れません。
ショッピングモールなんかでは2億円以上の売上がないと採算が合わない所もあるようですので、ご自分が得意な収益モデルで経営が成立する場所なのかを判断する必要があるのです。
 
最近は稼ぐ力が身についていない人が高固定費の地域で開業されたりする話を聞くこともあり「大丈夫かな?」と心配にもなるのです。
 
 
 
 
これからの時代では「デジタル化」についていくのかの判断も必要です。
これから歯科医療もデジタル化が進んでいきます。
しかしデジタル化に投資する資金を持っていてデジタル化をブランドとして売上を増やしていける院長でなければデジタル化投資は経営の重荷になるのです。
 
また、治療システムのデジタル化や診療システムの自動化によって便利になったとしても、「人件費が〇人分いらなくなったなどのコストダウンできるもの」「診療単価が〇円上がったなどの収益力強化できるもの」でなければ逆にコストは増えますので経営にはマイナスになるのです。
 
 
 
 
経営は「固定費に戦略的に投資してお金を増やして戻す」が基本です。
歯科医療の質を高める為には売上に繋がらない設備も必要でしょうが、売上に繋がる設備投資によってお金を生み出してからその他の投資をしなければ経営が苦しくなっていくのです。
 
 
そういう意味ではご自分で「どこまでの症例に対応するのか」を決めて、高額な設備投資が必要な症例は設備が整っている医院に患者を紹介するという割切りも院長によっては必要かもしれません。
 
 
 
 
デジタル化には多額の資金が必要になっていくでしょうから、デジタル化に踏み出される院長は今のうちに収益性を高めておいて必要な設備投資が出来るようにしてくださいね。
また、直接的には利益を生みませんのでブランド化できるのかの検討も必要だと思います。
 
 
法人で経常利益率が低い場合は大きな設備投資は危険ですので早期に収益性改善に取り組んで頂ければと思います。
 
 
 
診療にはもちろん「モノ」が必要です。
しかし、院長によって導入しても良い場合と導入してはいけない場合がある。
 
設備投資は戦略ですので、戦略のない設備投資はやってはいけないのです。
 
 
 
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