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◆歯科医院経営ブログ

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「率」で歯科医院の経営計画を立てると失敗する理由  [2019年05月14日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
 
歯科医院の限界利益率(粗利率)が現在80%だとしたら、
 
売上1000万円なら限界利益は800万円です。
※限界利益=売上ー変動費
 
 
 
では、限界利益額を500万円増やす為に必要な売上は?
 
院長:「そんなの簡単! 625万円」
 
私:「ブブーッ 間違いです!」「答えは医院によって違います」
 
院長:「え~っ、経営セミナーでそう学びました・・・」
 
 
経営セミナーでも当たり前の様にストラック図を使った試算がされています。
 
でも、そうやって率で経営計画を立てていると失敗するのです。
 
 
ストラック図は収益の仕組みを簡単に表しますので、経営知識のない院長が収益の基本を理解するのにはとても有効なツールだと思います。
 
でも、万能ではありません。
 
 
 
だから歯科医院を大きくしたい院長がそのレベルで止まっていてはいけないのです。
 
 
 
間違いは「率」で考えるから起こります。
 
 
 
 
一般のお店の商品で考えましょう。
 
・売上1万円で限界利益8000円の商品
 
・売上10万円で限界利益70000円の商品
 
・売上9千円で限界利益2500円の商品
 
を扱っているお店があります。
 
これらの商品の組合せで年間売上1000万円、限界利益800万円を確保している場合、単純に500万円の限界利益を確保するのに625万円の売上を上げれば良いとは言えないのです。
 
どの商品を何個売る計画を立てるかで、限界利益率は変化してしまいます。
 
 
 
大まかな売上の目安だけならストラック図による計算でも大丈夫です。
 
 
事業計画を立てる場合には気をつけてくださいね。
 
 
 
 
 
 
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