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◆歯科医院経営ブログ

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スタッフはどうして院長の思う通りに動かないのか?  [2019年09月07日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院に経営コーチングで関わる時、難しいのは院長とスタッフとの関係が良好ではない場合のスタッフマネジメントです。
 
 
私はプロなので、私とスタッフとの信頼関係を築くのは難しくはないのですが、院長とスタッフとの関係をどうやって改善するのかの難問が待っているからです。
 
個人的で感情的な問題を抱え、組織の調和を乱す問題スタッフも確かにいます。
ただ、院長やリーダーとの関係で問題がある場合には、スタッフだけの問題ではないことが大半なのです。
 
 
 
 
人は相手によって見せる顔を変えます。
 
無口だと院長から聞いていたスタッフがにこやかによく話すという事もありますし、やる気がないと聞いていたスタッフが素晴らしいアイデアを出してくれたと言うことが何回もありました。
 
問題があると聞いていたスタッフも、私との面談では素直になって自分の反省点を口にする場合も多いのです。
 
ただ、院長との関係では心理的な綱引き状態が解消されない限り、問題は解決しません。
 
スタッフにはスタッフの正義があるのです。
 
 
 
 
私は面談で、スタッフ個人に深く関わり過ぎないよう心掛けています。
 
スタッフひとり一人を私が理解して成長をサポートすることは必要なのですが、私に依存するようになっては意味がないのです。
 
私が提案したことをスタッフが受入れ頑張ってくれたとしても、それは私との関係で成立した取組みであり、院長との関係で成立しなければ意味がない。
 
 
 
 
この事は医院のリーダーとの関係でも言えます。
 
未来を語るリーダーにスタッフが共感し、頑張ろうと思うことは良いことですが、いつまでも「そのリーダーがいるから頑張る」では駄目。
 
外発的動機で最初はモチベートしたとしても、内発的動機に点火しないとスタッフは自走しないからです。
 
また、いつまでも個人力に依存させて動かしていると、有能なリーダーが退職した時にチームがガタつくのです。
 
 
 
 
開業時に院長の指示で始まった組織づくりも、指示型マネジメントから脱却できないでいると、組織が大きくなってきた時に院長が悲鳴をあげることになります。
 
また、リーダーシップにおける指示の段階で、スタッフを鍛え上げることが不足したまま委任型に移行すると、低パフォーマンスの組織になってしまいます。
 
 
 
組織づくりには正しい手順があるのです。
 
 
 
 
そうそう冒頭の話、院長とスタッフとの関係改善方法ですが、
 
基本的にはスタッフに対する院長のアプローチ法を変えるしかありません。
 
 
先にスタッフへのアプローチを変え、院長が内観によって自分の感情のマネジメント力を取り戻す。
 
経営者の誰もが陥り易い心理状態なので内観力を磨いてくださいね。
 
 
 
 
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