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◆歯科医院経営ブログ

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地域包括ケアに関わらなければ歯科医療は存在感と信頼を失う  [2019年07月22日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が掲げている理念は「院長が治療に集中できる環境を院内に創りだす」です。
 
そしてその先には、院長とスタッフに開業されている地域の「地域医療」を守って頂きたいという想いがあります。
 
 
 
 
私が開業医団体に勤務した30年間、いまの皆保険制度の礎を築いてこられた多くの開業保険医の取組みについて学ぶ機会がありました。
 
そして、その先人の想いを私なりに引き継いで今の私がいます。
 
 
 
 
昔は歯科医院と地域住民の距離がもっと近かった様に感じます。
 
接客とか接遇とかそんなことではなく、近所同士の付き合いの様なそんな温かみがもっと院内にあった。
 
しかし、マスコミなどでバッシングされたり、経営が厳しくなってくるうちに少しづつ患者との距離が離れてきた様に感じるのです。
 
もちろん、患者との距離が近い歯科医院は多くあるのですが・・・。
 
 
 
 
歯科医院経営が厳しくなり10年後がなかなか見通せないなかで、地域医療を守る為に何が必要なのかを私は考え続けています。
 
そして、最近強く思うのが「歯科医療はもっと患者と地域の近くにあるべき」だということです。
 
 
 
 
地域包括ケアのネットワークにおいて歯科医療は浮いてしまっています。
 
勿論、プライマリケアを真摯に実践する院長もいるのですが、多くの地域で必要な場所に歯科医療が届いていない。
 
「面倒くさい」
「やり方がわからない」
「点数が・・・」
「メリットが・・・」
 
という前に、昔なら身体が先に動いて「何とかしないと」と考えるドクターがいっぱいおられた。
 
歯科医療がどうあるべきなのかを熱く語る院長がいっぱいおられた。
 
 
 
 
これから多くの患者が病院から追い出され、在宅で医療や介護を受ける様になっていきます。
 
 
いま、地域に歯科医療を求める人が溢れているのに・・・。
 
 
 
「このままでは歯科医療は取り残されてしまう」
 
国の審議会で出されたこの意見に私は強く賛同します。
 
地域医療介護ネットワークにおいて歯科医院の評判はすごく悪く、地域連携の会議には歯科医師は殆ど参加していません(地域にもよるかもしれませんが)。
 
 
でも、
 
そんなことで地域の信頼が得られるはずがない。
 
 
 
 
医療は地域住民とともになければ「商売」になってしまいます。
 
だから、経営の技術は大切ですが、歯科医療のレベルを高めて地域に貢献する取組みがその10倍大切なのです。
 
そして、地域住民と共にあることはその100倍大切。
 
 
 
歯科医院が経営で苦しんでいるのは地域や医療との距離が離れてしまったからであり、その距離を縮めれば、歯科医療は今までにない活躍の場を生み出すことができるのです。
 
 
 
国や社会から歯科医療に対する期待が高まっている時代。
 
歯科医療に対する期待に応え、歯科医院経営の現状を救うには、地域医療の視点を取り戻しプライマリケアにおける歯科医院の役割を果たしていくしかない。
 
 
私はそう思っています。
 
 
 
 
 
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