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◆歯科医院経営ブログ

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スタッフの遣り甲斐を引き出す信頼貯金  [2019年02月12日]

歯科医院経営コーチの森脇康博です。

 

 

スタッフひとり一人への「信頼貯金の残高」はいくらありますか?

 

「雇用関係」が生まれて長い年月が過ぎます。

 

では「雇用関係」って何なんでしょうか?

 

「給料をもらっているんだから・・・」

「仕事なんだから・・・」

頑張って働くのは当然・・・?

 

しかし、その考え方でスタッフをマネジメントしていると、大きな壁にぶつかることになります。

 

 

人は基本的に信頼関係で動きます。

 

 

 

生活の為だと割切って働く人もいますが、多くの人は遣り甲斐を持てる職場で働きたいと思うのです。

 

 

 

前に、院長は就航した船の船長だと書きました。

掲げた「志」に賛同する人を集める為に

・理念

・ビジョン

は不可欠です。

 

次に、大海原に初航海にでた船員は

・不安

・成長ストレス

を抱えていますので、その船員を励まし勇気づけることが必要です。

 

船員に「あの船長がいるから大丈夫」という安心感を与えなければ、苦難に立ち向かう勇気が湧かず船員の心は離れていくのです。

 

 

 

そこで必要なのが「ラポール」。

 

ブリタニカ国際大百科事典によりますと「ラポール」とは

 

言語学,心理学用語。主として2人の人の間にある相互信頼の関係。すなわち,「心が通い合っている」「どんなことでも打明けられる」「言ったことが十分に理解される」と感じられる関係。カウンセリング、心理テスト、教育などの場面で重視される。

 

となっています。

 

「相互信頼の関係」

 

 

 

スタッフを院長の所有物だと無意識的に思っていると信頼関係は築けない。

 

何故なら「信頼関係は対等の関係でしか築けない」からです。

※チームにおける役割が違っても歯科医療従事者として対等であることは可能です。歯科医療従事者としては対等ですが、身につけているスキルが違うから役割が違うのです。

 

 

自分が上の立場だと思っているから

・怒る

・褒める

・評価する

・報償を与える

などの手段を使ってコントロールしようとするのです。

 

Aさんには信頼貯金をするけれど、Bさんには信頼貯金をせずに引出しばかりしている、なんてことも起こっています。

 

 

スタッフを共同体における同志だと考えて、共同の目的の為に協力していく。

 

信頼貯金を増やしていくには、

・相互理解の場

・成長の場

・感謝を伝え合う場

・スタッフの活躍の場

・コミュニケーション

・段階的権限委譲

などの仕組化が必要です。

 

仕組化しないとその日の感情で動いてしまうからです。

 

 

 

ちなみに信頼貯金は消耗していきます。

 

貯金をせずに引出しばかりしていたら残高がゼロになる。

だから一つお願いをしたら、スタッフの心に一つ貯金をする。

 

 

院長からの信頼貯金はスタッフの心を育て、内発的動機を高める為に不可欠なものです。

 

 

ぜひ、信頼貯金残高を確認してみてください。

 

 

 
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